オウルのひとりごと

結果発表について思うこと 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020

みなさんお久しぶりです。

ほのぼのオウルです。

先日、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020の結果発表が行われました。

今回は結果発表について思うことを述べたいと思います。

まずは先に、結果をご覧いただきましょう。

結果発表

http://www.fundoftheyear.jp/

2020年度は投票数が190票、うち185票が有効投票であったとのことです。わたしの投票が無効の5票に含まれていないことを願います。

今回の投票でわたしが感じたことは下記2点です

・やはりeMAXIS Slimは今年も強かった。

・ただ、20年度は昔から存在するファンドが順位をあげてきた(信頼のあるファンドの根強さが強く感じれた)

感じたこと2点に関して、深堀させていただきます。

やはりeMAXIS Slimは今年も強かった

20年度のTOP10の内、eMAXIS Slimは5つの順位を獲得しています。

TOP10の半分をeMAXIS Slimシリーズが占めているのは、独占状態といってもよいのではないでしょうか。

数ある投信会社、数あるファンドの中から、1つの投信会社が順位を半分占めているのは圧倒的と言わざるを得ません。

言い換えると、それほどまでに投信ブロガーから支持を得ているということです。

では、なぜそこまで支持を得ることができたのか。それは三菱UFJ国際投信さんの企業努力以外のなにものでもありません。

eMAXIS Slimシリーズは業界最安値を目指し続けることをコンセプトとして謳っており、コンセプトとして掲げるだけでなく、実際に体現してきました。

他社が信託報酬を下げると、すぐさま追随をし対応してきました。企業としての対応スピードが圧倒的に迅速であり、これには受益者の誰もが驚いた次第です。

しかも一度二度の対応でなく、愚直に対応し続けたのです。これが受益者からの信頼を得る決定的な要因になりました。

eMAXIS Slimシリーズは徹底して最安値を目指し続けてくれる!と誰もが思うようになり、それが投票結果につながったのです。

なかには「追随をするだけで自社からの値下げは一切しない」等の意見も当初はありました。(わたしも同様の考えでした)

しかし、シリーズ全てがコンセプト通りの対応を徹底したが故、結果として順位にあらわれているのです。

今後も新しい商品がでると共に、毎年順位は変動していくと思いますが、eMAXIS Slimシリーズの信頼が失墜することはないでしょう。

昔から存在するファンドが順位をあげてきた

20年度は、おもてだったコスト競争がおこなわれなかった分、本当の意味での順位付けがされたと個人的に考えています。

本当の意味での順位とは、話題性があるファンドの一過性の評価でなく、昔から愚直に運営をおこなっているファンドが評価されたという意味です。

わたしがそれを強く感じたのは、2位のニッセイ外国株式インデックスファンド、4位のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに対してです。

どちらも昔から高評価されている商品でしたが、近年は楽天バンガードシリーズやeMAXIS Slimシリーズの影響を受け順位を落としていました。

しかし、今年は順位を上げてきました。それはなぜか。どちらも同様のコンセプト商品があり、ある意味では別ファンドの方が優れているにも関わらずです。

※ニッセイ外国株式は、eMAXIS Slim先進国株式と同コンセプトであり、信託報酬に関しては若干eMAXIS Slimの方が優れている。500億越えの部分から差が生じてくる。

※セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)より信託報酬はあきらかに高い。その差は約2倍にもなります。為替ヘッジを行っている等細かな違いはありますが、コンセプトは同様と考えています。

この順位は長年の変わらぬ姿勢でのファンド運営が、受益者からの信頼を継続的に得ているからに他なりません。eMAXIS Slim先進国株式は同シリーズのオールカントリーに票が移ったと考えるのが妥当ですが、それは言い換えると受益者からの信頼のもと、継続的に積み立てられている商品ではないということです。今後もより魅力的なファンドがでれば、積立先は変更されるでしょう。(オールカントリ―はある意味ファイナルアンサーの商品ですので、これより魅力的なものが登場するとは考えにくいですが)

この2つの商品は、企業の姿勢が評価されていると言えます。1位を獲得するのは難しいと思いますが、今後も不動の地位を築いていくことでしょう。

積立というのは数カ月~数年で完結するものではありません。数十年と継続していくものであれば、信託報酬も大切ですが何よりもその企業・ファンドが信頼できるかが一番重要になってくると思います。いかに自分が信じて投資し続けれるかが大切ということです。

わたしは何に投票したか

いろいろと今回の投票結果について述べましたが、ではわたしは何に投票したか。

わたしが投票したのは、<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)です。

ん?なにそれ??そのファンド10位までに入っていないけど。というより、20位までにすら入っていないんですけど。。

そう思われて方もいるかもしれません。わたしが投票したファンドは残念ながらランクインすることは出来ませんでした。しかしながら、わたしは上記ファンドに自分の考えを落とし込んで投資しています。メリット・デメリット等、様々なことを考慮したうえ納得して投資しています。

なぜこのファンドを選んだかは、また別の機会にお話しさせていただきます。

まとめ

・やはりeMAXIS Slimは今年も強かった。シリーズとして一貫してコンセプトを徹底したことにより、投票結果に繋がった。

・20年度は昔から存在するファンドが順位をあげてきた。長年の変わらぬ姿勢でのファンド運営が、投票結果に繋がった。

・オウルの投票したファンドは、残念ながらランク外となった。

これから投資を考えている方、また投資している方でファンドを悩んでいる方がいれば、今回ランクインのファンドを候補として考えてみるのも良いと思います。ですが、投資はまず自身の投資方針を定め、その方針に合ったファンドを選ぶのが一番重要であることを忘れずに。人それぞれ考え方や方針は違うので、マイペースに自分なりに投資するのが一番なのです!