今回はお金持ちと貧乏人それぞれの、お金の使い方の徹底的違いについてです。
1 お金持ちと貧乏人 お金の使い方の違い
お金持ちと貧乏人では、同じお金でも使い方には決定的な違いがあります。
そこに貯蓄家とギャンブラーを加えて、4つのお金の使い方を確認してみましょう。
まずは貧乏人のお金の使い方から解説します。
1-1 貧乏人のお金の使い方
貧乏人は、お金を使って常に何かを消費しようと考えています。
例えば新しい服を買うためにお金を貯めますし、車を買うために一生懸命働いてお金を貯めます。
そして貯金などは一切しないため、物を買った後は一円も残りません。
これでは一向にお金が貯まらないのは目に見えています。
更に悪化すると、借金してまで物を買おうとします。
お金は墓場まで持って行くことはできない…そう言って貯蓄をしない貧乏人は多いです。
しかしそういう貧乏人こそお金の奴隷になっており、結局はお金の支払いのために毎日必死に働いています。
「1億円あったら何する?」と聞かれた時に、「家を買って~車を買って~」と語りだすのは貧乏人です。
こういう思考が身についている人は、例え1億円が手に入ったとしても、色々な物を買ってすぐにお金を使い切ってしまいます。
貧乏人は自ら貧乏になるようにお金を使うので、その貧乏思考を改善しない限りは、貧困から脱出することはできません。
1-2 貯蓄家のお金の使い方(まずはここを目指しましょう)
貧乏人の思考から脱出すると、貯蓄家のお金の使い方が身につきます。
貯蓄家は「収入-支出=手元に残るお金」だということを理解していますし、将来への蓄えを気にして、常にいくらかのお金は貯金しておこうと考えます。
貯蓄家はお金は使うというより、将来に備えて貯めるものだと考えています。
お金持ちになるためには、最低限この思考は必要不可欠です。
「1億円あったら何する?」と聞かれた時に、「無理して使わず、まずは一旦貯金」と答えた場合は貯蓄家の考え方が身についています。
もし言葉だけではなく本当に貯蓄家であるならば、1億円手に入ったとしてもそのお金には一切手を付けず、今の仕事を黙々と続けるでしょう。
1-3 お金持ちのお金の使い方(ここまできたら継続するのみ)
貯蓄家の思考から更に発展すると、お金持ちのお金の使い方が身につきます。
お金持ちは全額貯蓄するのではなく、お金の一部を使って安定的な収入を得ようと考えます。
例えば有価証券の配当や不動産の家賃収入目当てで投資したり、ビジネスを所有しようと考えます。
もちろん貯蓄したお金全額をリスクに晒すのではなく、将来のための備えも蓄えつつ、バランスよく投資活動を行います。
「1億円あったら何する?」と聞かれた時に、「株か不動産でも買って配当で生活をまかないつつ、残りは現金で持つ」といったような回答が返ってきた場合は、お金持ちの考え方が身についています。
1億円の元手では消費しようとせず、一部を株や不動産に換え、配当金や家賃収入の中で、やりくりしようと考えるのがお金持ちです。
もちろん全額を資産に換えるのではなく、現金も多く持っておきます。
例としてコップに水を少しずつ入れていくというお話をします。
貧乏人はコップに水が半分も貯まる前に我慢できずに飲んでしまいますが、お金持ちは水が満杯になっても飲まず、その周りから溢れてきた水を集めて飲みます。
貯まる部分には手をつけず、溢れる余剰部分を利用するのです。
1-4 ギャンブラーのお金の使い方
お金持ちの思考が行き過ぎると、ギャンブラーの思考になります。
ギャンブラーもお金持ちと同じように資金をリスクに晒しますが、そのリスク計算が曖昧、もしくは異常な場合に起こります。
例えば、確率に基づく勝算もないのにパチンコや競馬に手を出したり、期待値を見ずに宝くじを買って、当選するように祈ったりします。
彼らには数字で物事を考えるスキルが欠如しています。
その代わり、オカルトといったようなものを信じたり、自分は特別だから大丈夫と考える傾向にあります。
また、急いでお金持ちになりたいからと、破産リスクを計算せずに大金を借りて投資活動を行ったり、必要最低限な生活資金まで使い投資をしようとする人もいます。
こういった思考を持っていると、一時は大儲けできるかもしれませんが、いずれは間違いなく破産します。
このような行動は、投資家(お金持ち)ではなく投機家(ギャンブラー)の典型です。
「1億円あったら何する?」と聞かれた時に、
「ギャンブルで元手を更に倍にする」「宝くじを買う」「全額使ってビジネスを興す」「全額をボロ株につぎ込んで一攫千金を狙う」
といった回答が返ってきた場合はギャンブラーです。
成功すれば良いかもしれませんが、失敗した場合はまた一文無しになってしまいます。
ギャンブラー(投機家)は負けるまで続けるため、最後には破産するのです。
まとめ お金持ちのお金の使い方まとめ
お金持ちと貧乏人のお金の使い方には明らかに差があります。
貧乏人は、常に物を買うためにお金を全て使います。
貯蓄家は、将来のためにお金を貯めようと全額を貯蓄します。
お金持ちは、貯めたお金の一部をリスクに晒して安定的な収入を得ようと考えます。
ギャンブラーは、数字を見ずに儲かりもしない物に手を出したり、破産リスクを考えずに行き過ぎた投資活動を行ったりします。
ご自身がどれに当てはまるか考えてみましょう。
他人がどれに分類されているかを知るには、「1億円あったら何する?」という質問を投げかけるとわかります。
まずは貯蓄家の考え方「収入-支出=手元に残るお金」を意識しましょう。
それが実践できるようになれば、リスクの取り過ぎに注意しながら、少しづつお金持ちと同じように資産収入へも取り組むのです。
いきなり大儲けしようとするとギャンブラーの行動になるので、ほんの少しづつ実践していけばいいのです。
なにごともマイペースでおこなえば良いのです。
わたしと一緒に、のんびり取り組んでいきましょう!