お金は、セキュリティがしっかりしていないと積み上げることはできません。どれだけお金持ちになっても管理が甘いと、全てを一瞬で失う可能性があります。
お金というのは持っているだけで価値になるため、セキュリティがずさんだと誰かに盗られるという前提で物事を考えないといけません。
セキュリティを強化するために行うこと
お金を盗られないようにするにはどうすれば良いでしょうか。下記に気をつけながら1つづつ確認していきましょう。
1 現金を手元に置かない
2 クレジットカードの管理に気をつける
3 インターネットの管理に気をつける
4 儲け話に気をつける
5 お金を貸す場合は借用書を作成する
6 法律を利用する
1 現金を手元に置かない
一番簡単にできる対策です。銀行には1000万円以内であれば、ノーリスクで預けることができます。(万一銀行が破綻しても預金保険法によって守られます)
当然のことながら、銀行のカードや暗証番号が漏れないように対策しましょう。また、保障されるのは1000万までですので、資産が1000万を超えたさいは口座を分けましょう。1つにまとめず分散させるのは面倒かもしれませんが、それが自分を守る手段なのです。
2 クレジットカードの管理に気をつける
クレジットカードは便利ですが、その半面非常に危険です。万が一盗まれてしまうと悪用される恐れがあります。財布などに入れておいて、万が一落とした場合はすぐに止めてもらう必要があります。
また、利用明細は毎月必ず確認するようにしましょう。それが無駄使いの削減にもつながりますし、不正利用されてることに気付くこともできます。※最近はカードを盗難されなくても、スキミングにより情報だけ読み取られ不正利用されることもあるので要注意です。
3 インターネットの管理に気をつける
今はインターネット上で、お金の決済をほぼ全ておこなえます。それだけに、ネットの登録情報の管理には気を付けなければいけません。
インターネット上で決済するには、カード番号や住所登録、また暗証番号など様々な情報を登録しなければいけません。一度登録すると次回から情報をそのまま使用できるので、非常に便利です。
しかし便利な反面、情報の盗難には特に気をつけなければいけません。例えばスマートフォンを紛失したさい、目のつく場所に暗証番号等の情報を登録していると悪用される可能性があります。そのようなリスクも想定し、安易な場所に大切な情報を残すというのはやめましょう。※最近ではスマホでもQRコード決済が主流になりつつあるので要注意です。
また、万が一自分のパソコンやスマートフォンが故障し、データが消失した時のことも考える必要があります。復元できればいいですが、セキュリティ管理をするさいは常に最悪を想定し準備しておく必要があります。データ上に登録するだけでなく、USBなどの別の記録媒体に保管したり、紙に出力して保管するなど何がおきても対応できるようにしておきましょう。
4 儲け話に気をつける
詐欺師はいつ何時あなたの元に寄ってくるかわかりません。
どんなに親しい人であろうが、儲け話を持ちかけられた場合はその人の住所はもちろん、親や家族の連絡先なども知った上で、万が一失敗した場合の責任は誰にあるのかなどの、取り決めを契約書という形でまとめておく必要があります。
キチンと決めごとせずに儲け話に乗っかって出資した場合は、そのお金はまず返ってこないと考えて良いでしょう。詐欺師はそれをさせないためにわざと急かしたりしますが、必ず書面で交わすという自分ルールを持っておけば防ぐことができます。
※どれだけ親しい・仲の良い間柄でも、お金が絡めばそれはビジネスの話です。プライベートの延長線上ではないと、しっかり線引きをしましょう。
5 お金を貸す場合は借用書を作成する
まず大前提として、お金を貸すことは極力さけましょう。貸してもいいことなど、何一つありません。それは家族・友人・ビジネスパートナー誰であってもです。
しかしどうしてもお金を貸す必要ができた場合は、法律に基づいた金利で、かつ万が一裁判に持ち込んだ際に有効なように、正しく借用書を書きましょう。
住所や勤務先の連絡先、身内の連絡先などは必ず知っておき、更に連帯保証人を付けるとなお良しです。 ※どんなに親しい・仲の良い間柄でも、そしてどんなに信用できる人だとしても、それを行わなければなりませんし、それができない場合はお金を貸してはいけません。
どんなに優しそうな人・信頼していた人でも裏切るときは平気で裏切ります。万が一そうなった場合には裁判に持ち込み、必ず勝てるという状況を作っておかなければなりません。
大前提として裏切る人が悪いのですが、裏切れる状況をつくる貸した側にも責任があります。最初は裏切る気など全くなく、キチンと返済するつもりで借りた人も、状況が変われば変わってしまうのです。お金とは今までの人間関係を簡単に壊す悪魔的な魅力・誘惑があるのです。
もう一度言いますが、お金を貸すことは極力さけましょう。貸してもいいことなど、何一つありません。
6 法律を利用する
日本は法治国家です。あなたの身を守るためには、法律の力が必要不可欠です。なにか被害にあう前に法律の専門家へ必ず相談しましょう。自分だけで解決しようとすると、最悪取り返しのつかない事態に陥り、全てを失ってしなう可能性があります。
セキュリティ管理に気をつけよう まとめ
お金はセキュリティがしっかりしていないと積み上げることができません。
まず自分の日常生活で、お金を盗られるような状況を作らないこと。そしてお金を貸すさいはどれだけ信頼できる間柄であっても、ビジネスであると考え書面で取り決めを交わすことが大事です。
特に詐欺師は、あなたが儲けたいと強く思えば思う程その心理につけこんできます。儲け話に乗ることは悪いことではありませんが、足元がおろそかだと万が一の時に取り返すことができなくなります。お金持ちが見栄を張らず質素に暮らす理由はここにもあります。普通の人と同じ生活をすることで、詐欺師に不用意に近づかれないためでもあるのです。
そして資産を守るために、いざとなれば法律を利用しましょう。法律は知る人の味方です。
わたしも以前、少額ですがお金の貸し借りで嫌な気持にあったことがあります。貸してもいいことなど何一つありません。スマホの紛失など身近なリスクも含め、セキュリティの管理には気をつけましょう!