同じ労働でも、自分を豊かにするための労働なのか、他人を豊かにするための労働なのかで将来的にリターンが大きく変わります。
会社を持つことで節税にもなります。自分のビジネスを所有するということは、お金持ちに近づくということなのです。
会社に務めるということ
会社に務めて働くということは、その会社を作ったオーナーの財布を豊かにするために働くのと同じです。
あなた自身が会社の歯車になり、その歯車を所有するオーナーはあなたが働いて稼いだお金をそのまま享受します。
会社勤めであろうが、働くことでたしかにお金は貰えますが、ビジネスが拡大しようがそれは他人のビジネスです。
つまり、言い換えてしまえばあなたは他人のビジネスを拡大させるために働いていることになります。
給料の査定は雇う側が有利なので、ビジネスが拡大しようが収入は変わらず、オーナーの懐だけがどんどん豊かになっていく可能性があります。
働いて給料を貰うことしかお金の稼ぎ方を知らない人は、資本主義の本質を正しく理解していないかもしれません。
自分のビジネスを所有するということ
自分のビジネスを所有するということは、他人が自分のビジネスを大きくするために働いてくれているということになります。
ビジネスオーナーの報酬としては、他人を雇って働いてもらい、給料を払った残りが自分の取り分となります。
つまり社員を低めの賃金で働いてもらい、収益を多く上げれば上げる程、その分ビジネスオーナーの取り分が増えます。
ここには被雇用者と雇用者の対立が常にありますが、いつの時代も雇用者の方が圧倒的に立場が強く、有利なことが多いです。
この理由により、世の中にはブラック企業や、サービス残業というもので溢れかえってしまっています。これはビジネスオーナーの儲けが出る仕組み上、絶対に避けられないことなのです。
道徳的に見るとビジネスオーナーは人をこき使うようで一見悪いように見えますが、ビジネスオーナーという立場自体が悪いわけではなく、そこには人としてどうあるかだけです。
いつの時代も雇われるよりも雇う方が圧倒的に強いし、お金が儲かる可能性が高いのは、資本主義経済下においてはごく当たり前のルールなのです。
こういう書き方をすると資本主義に対して嫌気をさす人もいるかもしれませんし、ルールを変えたいと思う人もいるかもしれません。
しかしこのルールを変えることはとてつもなく難しく、おそらく不可能です。資本主義のルールに乗るかどうかは自由ですが、お金持ちになりたいのであればこのルールを使う方が賢明です。
ビジネスオーナーは払う税金も安い
被雇用者の場合は、働いた報酬額から最初に税金が引かれた分が給料として手元に入ります。つまり「報酬額-税金=手元に残るお金」です。
それに対してビジネスオーナーは、社員を働かせて得た収入から、経費をすべて差っ引いた残りから税金を払います。つまり「報酬額-諸経費-税金=手元に残るお金」です。
被雇用者は税金を先に払いますが、ビジネスオーナーは税金を最後に払います。
税金を払う前に経費の申告ができるので、自分の持ち物をすべて会社の所有物にすることで合法的に税金を安くすることができます。
例を出します。被雇用者の場合は、税金が引かれた残りのお金が給料として入りますが、貰った給料から仕事で使うために1万円の備品を買ったとしても、かかる税金は同じです。
それに対してビジネスオーナーは、同じ額の報酬だったとしても、仕事で使うための1万円の備品は会社の経費として申請することができます。
つまり同じ報酬額だとしても、ビジネスオーナーの方は収入が低くなったという扱いになるため、かかる税金も安くなります。
お金持ちは自分の個人の所有物として物を買いたがりません。家も車もすべて会社の物にして買います。
会社という器を利用することで合法的に節税をすることができ、政府に持っていかれるお金が少なくなるのです。
なぜこのような仕組みになっているかというと、いつの時代もお金持ちが法律を作り、お金持ちのために法律が作られるからです。
お金持ちになりたいのであればこのルールに準じて自分もお金持ちになれば良いのです。
自分のビジネスを所有しようまとめ
雇われて働くということは、他人を豊かにするために働いているのと同じ意味です。これでは会社のオーナーはお金持ちになりますが、自分がお金持ちになるのは難しいです。
いつの時代もビジネスオーナーは圧倒的に強いのです。この資本主義のルールは変えることは難しく、嫌なら自分でビジネスを所有するしかありません。
また、ビジネスオーナーは合法的に節税をすることもできますので、被雇用者に比べてお金も貯めやすくなります。
以上のことから、ビジネスオーナーは圧倒的に有利になりお金持ちになれる確率がぐんと高まるのです。
どんなに小さなビジネスでも構いません。起業する勇気があればしない手はありません。
会社勤めのわたしは、記事を書いていて自分のことだと強く思いました。
会社勤めですが少額投資をし、サラリーマンと株主(ビジネスオーナー)の二足の草鞋でいきたいと思います。